函館視力障害センターでは、あん摩マッサージ師・鍼師・灸師の国家試験 受験資格を取得できます。
今日は2月に国家試験を控えた3年生の特別授業で色についてお話させていただきました。
2時間続きの授業で、まず1時間目は卒業後に治療院を開業する際、重要な色選び(看板・白衣・インテリア)や、色の持つ効果・効能などです。
2年生の時にも授業があったので、おさらいをしながら受験対策として「集中できる色」「やる気・自信を高める色」などもお話しました。
2時間目はパーソナルカラー(似合う色)診断とファッションコーディネートについて。
白衣の漂白されたような真っ白が似合う日本人は実は少ないので、好感度が高いお似合いの白衣カラーや普段のおしゃれにも活かせるポイントをお話ししました。
ところで、みなさんは視覚障害者とはどのような方たちだと思いますか?
◆「視覚障害者=全盲」と思っている人、結構多いです。
ドラマや映画のイメージが強いのでしょう。
ですが、視覚障害者の中でも全盲の方より、弱視(わずかに見える・視野が狭いなど人によってさまざま)の割合の方がはるかに高いです。
◆「全盲=色を知らない」と思っている人も多いです。
ですが、全盲にも「先天盲」と「中途失明」の方がいらっしゃいます。
また、色は目で見るだけではなく、皮膚からも感じているものです。
(目隠しをしても 赤い部屋では暑く・青い部屋では寒く感じ、体感温度に差が出ます)
色というものを見たことが無くても、皮膚から直接 色を感じています。
「色」の楽しみ方や活用方法は本当にたくさんあるのです。
色の力を取り入れて国家試験、頑張って欲しいです!!