函館視力障害センターでは、あん摩マッサージ・鍼師・灸師の国家資格 受験資格を取得できます。
2年生の特別授業は今年で7年目、内容は
- 卒業後、治療院などを開業する際に重要な色選び
- 色の持つ効果・効能、色の雑学 など
勉強にも仕事にも色の力を有効活用してもらいたいです。
また、今年は1年生に『身だしなみ』についてもお話させていただきました。
そして、今日は消毒・マスクなどの対策をしっかりして、2年生のパーソナルカラー診断を行いました。
去年と同じく機能訓練を学ぶ実習室の大きな鏡を使わせていただいたのですが、隣の教室には興味深い模型がたくさんあります。
またまた、お気に入りの模型と写真を撮ってもらいました。
(この模型とは去年も一緒に撮ってます)
白衣の色はもちろん、就活用のスーツ・プライベートでのファッションアドバイスなど、とても関心を持ってくださり楽しい時間となりました。
こちら、センターの壁に掛かっているカレンダー。
普段私たちが目にするカレンダーと色が逆(反転)しています。
視覚障害の方の多くは、このように黒地の白い文字の方が読みやすい場合が多いそうです。
(※見え方や見える範囲などは様々なので、白地に黒文字の方が見やすい方もいます)
オシャレですし、色味の少なさがモダンインテリアとも相性が良さそうですね!
ところで、みなさんは視覚障害者とはどのような方たちだと思いますか?
◆「視覚障害者=全盲」と思っている人、結構多いです。
ドラマや映画のイメージが強いのでしょう。
ですが、視覚障害者の中でも全盲の方より、弱視(わずかに見える・視野が狭いなど人によってさまざま)の割合の方がはるかに高いです。
◆「全盲=色を知らない」と思っている人も多いです。
ですが、全盲にも「先天盲」と「中途失明」の方がいらっしゃいます。
また、色は目で見るだけではなく、皮膚からも感じているものです。
(目隠しをしても 赤い部屋では暑く・青い部屋では寒く感じ、体感温度に差が出ます)
- 入浴剤の色
- お洋服の色
- ベッド(ふとん)の色
- インテリアの色 など
色というものを見たことが無くても、皮膚から直接 色を感じています。
「色」の楽しみ方って本当にたくさんあるのですよ!