私はもっとキレイなはず!写真の自分はなんか嫌…!!
メイクもヘアも完璧な鏡の中の自分には満足。でも写真を見ると愕然…
このように鏡で見る顔はキレイなのに写真になると顔が違うと感じる方は多いかと思います。
この記事では、鏡だとキレイに見える理由と解決策についてご説明します。
目次
写真と鏡で見る顔は違って当然
目・鼻・唇・フェイスライン… 私たちの顔は左右対称ではありません。
むしろ左右が対称な部位は一つもなく、顔も身体も左右は非対称が普通です。
さらに、鏡は左右を反転して写すため、実際の顔とは左右が逆になった状態が映し出されます。
左右非対称なものを直接見る場合と反転して見る場合、違いが出るのは当然のこと。
他人から直接見られている顔と写真の顔が本来の正しい見え方ですが、鏡で慣れている自分の顔とでは誰もが違和感を持つのです。
鏡で見る顔がきれいに見える理由
無意識にキメ顔をしている
鏡を見る時、自然と美しく見えるような角度や表情をしていることにお気づきでしょうか。
目を少し開いていたり、顎を引き気味にして鏡を見るのは無意識にしていることです。
自分の顔は鏡で何百回も何千回も見慣れていますから、自分の中の理想的な状態を作りやすく癖になっているのです。
実はちゃんと見ていないから
鏡に映る自分を全体的・客観的に見れていますか?
「全体のチェックは欠かさない!バランスが大事!」と思っている人でも中々できていないことは多く、
おそらくほとんどの人は偏った鏡の見方をしています。
どのようなことかというと、お顔(身体でも)特に気にしていない部位があるということ。
ものすごくコンプレックスに思っている部位は『隠したい』『目立っていないか』など注意が向きますし、
自信があるパーツは『より磨きをかけたい』『やっぱりこの部位は素敵』という自己満足などから、やはり視線が向きます。
例えば後者の方にフォーカスするタイプの人は、自慢の美しいパーツを見るのに70%を使い、残りの大きい面積は30%の気持ちで見ていて、実はこれよくあることなのです。
「こんなところから1本が生えてた!」なんて話がありますが、ある程度の長さになるまで気づかないということは、そこは見ているようでちゃんと見ていないから。
意外と『特に気にしていないところ』だらけなのです。
光の効果でアラが隠れる
鏡があるところは大体きちんと照明が当たります。
薄暗く照明がないところに鏡を置く人はまずいませんし、お店や駅のトイレ・試着室・鏡張りのホテルや飲食店など、どれも顔がキレイに見える明るさがあります。
光の効果で、顔色は良く、瞳もキラキラとして、髪にツヤが出て見えては本来の見た目以上になっていると言っても過言ではありません。
仕事帰りに電車のガラスに映る自分にギョッとした経験がある人もいると思いますが、鏡と同じように写っているのにも関わらず見た目の美しさは大差があることでしょう。
自ら鏡に映し出して見る自分は、きれいに見える環境を選んでいるのです。
ザイオンス効果
心理学で単純接触効果(ザイオンス効果)というものがあります。
どのようなものかというと、元々興味がなかった物事や人物に対して、複数回接触を繰り返すことで、興味を持ち好感を抱くようになる心理現象のことです。
自分の顔は何度も見ているため、愛着のような感覚で自分の顔を好ましく思うのです。
(美しい顔とは思わないけど自分の顔が好きなど)
ところが、写真の自分は何度も見ている「好きな自分の顔」とは異なるため、不快感を感じやすいのです。
脳内補正されている
マスクで目元だけが出ていると、見えない鼻や口元に勝手なイメージを持ちます。
顔の美醜を決めるのは顔の下半分である場合が多いのですが、大抵美しく脳内補正をされるので、マスクをしていると美人・イケメンに感じます。
鏡で見る自分も同様に美しく脳内補正されているような状態。
そのため写真の自分を見ると「本当の自分はもっとキレイなはず!」という思い込みから違和感が生じるのです。
写真にがっかりしないためにできること
自分の顔の特徴を正しく理解する
私たちは左右が非対称なのは前述の通りですが、どの程度異なるのかは自分自身で正しく理解しているでしょうか?
例えば目なら左右がどう違うのか?
- 大きさ・長さ
- 形・角度
- 高さ・位置
- 二重の幅
- 目尻のシワやたるみ具合
- まつ毛の量
- 黒目の位置
など、細かい差がたくさんあるはずです。
しかし、わかりやすい差がないものはその差に気付いていないことも多く、どちらかというと意識していないため左右に違いがあるものだということすら知らない人もいます。
誰でも必ず生まれつき左右は多少違うので、メイクで近づけても100%同じくはなりませんが、自分のパーツを細部まで正しく把握していればメイクの仕上がりは大きく変わります。
反転した状態を普段から見慣れる
写真の自分にも鏡の自分にも見慣れることが重要なのは言うまでもないでしょう。
まめに写真で確認するのも良いのですが、加齢や日々のコンディションで見た目は日々微妙に変わっています。
そこで、左右を反転した状態を映し出す鏡があるので、それを利用するのがオススメ。
顔のパーツを確認したりメイクを対称に仕上げるのにも役立ちます。
360度自分をチェックする
左右が反転している状態だけでなく、様々な角度から自分を見るのも大事です。
私たちは正面から見られることの方が少なく、斜めから、後ろからはもちろん、電車や仕事で座っている時やお辞儀をした時は頭部が見えることもあります。
また、小さなものだと瞬きを含め、私たちは基本的に動いているので、表情・仕草・歩き方など様々な動作でも見た目の印象が異なります。
自分の癖を知らないと、どこか一瞬を切り取られた写真にびっくりしてしまうのです。
三面鏡や姿見で顔だけでなく全身をチェックすることで、今まで気づかなかった特徴が発見できるかもしれません。
顔の歪みになる癖や習慣をやめる
そもそも左右対称ならこのような感じ方自体がないわけですが、人間が生活していく中で左右がきっちり対称になることはあり得ません。
ただ、左右非対称加減を少なくする方法はありますから、意識して実行するべきです。
- 足を組まない
- 頬杖をつかない
- 片側ばかりで噛まない
- 仰向けで寝る
- 歪みを改善するストレッチや整体
まとめ
写真に比べて鏡で見る自分がキレイに見える理由がおわかりいただけたかと思います。
1日に何度も鏡でチェックしていても、他人から見えている顔は異なるということ。
その差を少なくするための【鏡の使い方・選び方】は
- 左右反転ミラー(リバーサルミラー)を使う
- 全身鏡を使う
- 三面鏡や合わせ鏡で360度見る
- たまに無表情で鏡を見る
これで本来の自分を鏡でチェックできますし、美意識も魅力も高まりますよ。
この記事が参考になれば幸いです。