お部屋にアートを飾りたいけど、詳しくないしどんな絵を選べばいいの?
おしゃれなインテリアに欠かせないアイテムの一つにアートがあります。
アートパネル?アートポスター?油絵?水彩画?
何を選べば良いか全くわからない人も多いことでしょう。
目次
アートを飾る前に
飾るのはどこ?
- 長い時間過ごす場所
- 来客が目にしやすい場所
このどちらかに絵を飾ろうと思うことが多いはず。
1. 長い時間過ごす場所 は、リビングルームやベッドルーム、人によってはキッチンなど。
2. 来客が目にしやすい場所 は、玄関・トイレ・リビングルームなど。
リビングルームはソファの後ろや窓の横などに飾ることが多いので、ソファやクッション・カーテンとの色の相性も重要です。
1・2どちらの条件にも当てはまるので、おしゃれかつ自分が見ていて心地よいものを選ぶべき。
また、玄関はドアを開けてすぐ目に飛び込んでくる訳ですから、ワンランク上のセンスを印象づけるアートを選びたいですね。
コチャコチャと細かなものより色使いや構図が大胆で迫力のあるものがオススメです。
アートレンタルを利用してみる
アートレンタルというサービスをご存知でしょうか?
安いものだと月額 ¥1,980くらいからレンタルが可能です。
こんな方におすすめ
- アートや美術には詳しくない
- センスが悪くなかなか購入できない
- 飽きっぽい
- よくお部屋の模様替えをする
- 絵の価値や相場がわからない
自宅はもちろんですが、医療機関・美容室・エステサロン・会議室・飲食店なども、季節によって絵を変えたりするのにアートレンタルはぴったりな方法です。
良い絵なんですが、アートレンタルにも興味があるんです
もし失敗してもまた別の絵を選べばいいし
絵画の種類と特徴
油彩画
写真のような写実的なものから、重ね塗りをした絵の具の厚みや凹凸、筆のタッチが特徴的なものまで、表現の幅が広いのが油絵。
色も鮮やかで深みもあります。
水彩画
小学校で使用するのは「不透明水彩」といい、それとは異なる「透明水彩」は絵の具を重ね塗りしても下の色が透けて見えます。
重厚さはありませんが、逆にその軽さとみずみずしい透明感が魅力です。
日本画
日本の伝統的様式で描かれた絵で、墨や岩絵の具・和紙や絹布などを使っています。
穏やかでくすんだ色みと大胆で強い色が美しいです。
複製画
有名画家の絵を飲食店やホテルなどで目にしたことがあるのではないでしょうか?
もちろん、それらは本物ではなくレプリカ、模写している絵画で大量生産できる方法が用いられています。
ゴッホの「星月夜」
ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」
どちらも非常に有名・人気な絵画ですし、所蔵美術館も海外ですから簡単に鑑賞できる絵ではありません。
しかしながら、複製画なら本物そっくりを自宅で楽しむ事が可能です。
絵のイメージと相性の良いインテリア
風景画
山・海・木々・草原・街並みなどの景観を描いた絵。
季節や天候・時間などで色みや印象は様々ですが、風景画を酷く不快に思う人はまずいないでしょう。
ナチュラル・シンプルモダン・カントリーティストなどにぴったりです。
風景画とはいえませんが、葉っぱのみを描いたアートは観葉植物を置くイメージに近く取り入れやすいでしょう。
もちろん本物の観葉植物を置くことは、空気をきれいにしたり加湿調整効果といったメリットがあるのですが、水やりが面倒な人もいますよね。
私は自宅に本物もフェイクグリーンも置いているのですが、どちらも葉につくホコリを定期的に1枚ずつ拭くのは結構手間です。
アートならインテリアを邪魔せず(そして手軽に)爽やかさをプラスすることができます。
静物画
果物・花・グラスなど、動かないものを描いた絵。
絵のリアルさやタッチのよっては面白い題材も自然と馴染むため、単調な空間に遊び心をプラスできます。
そこで私のオススメは、果物のアート!
無地で色みが統一されたお部屋なら、果物のアートは意外性やインパクトがあって引き立ちますし、
赤いソファにイチゴのアートのように、小物で色につながりを持たせるのもおしゃれです。
また、風景画と同じく花も基本的に万人受けする題材ですから、花の絵はどのようなインテリアにも大体OK!
例えば、
花瓶に入った豪華な薔薇の油絵なら、アンティーク調なインテリアに◎
一輪の花やインパクトのあるカラフルな花なら、北欧インテリアやモダンインテリアに。
水彩画タッチのホワンとした花の絵なら、白や淡色を基調とした優しいインテリアにマッチします。
人物画・動物
人物の絵は有名画家の複製画などを飾る以外は、ポップアート・イラスト調などが人気。
肖像画のようなもの、あまりにリアルな絵は、
「視線を感じるような…」「この角度は目が合う気が…」
このような絵では変な緊張感が付きまとい、私ならリラックスできません。
一目で絵とわかる「誰か知らないおしゃれな感じの人」を選ぶと良いでしょう。
対して動物の絵はリアルでもOK!
可愛らしい動物や珍しい動物は、話のネタにもなりやすくオススメです。
宗教画・神話画・歴史画
宗教画とは、イエス・キリストや聖母マリアなど聖書を主題とした絵画のこと。
また、神話画とはギリシャ神話のことで、有名なものだとヴィーナス(アフロディーテ)などを描いたものです。
歴史画は西洋絵画において歴史上の事件や宗教・神話についてを描いたもので、一応区別はされていますが宗教画と神話画が総称されているといったイメージです。
これらの絵画が自宅に馴染むかといえば非常に難しいところ、なんとなく飾ってそれなりに決まる絵ではないので、工夫しておしゃれに飾りましょう。
以下のポイントのうち、どれかを取り入れて飾るのがオススメです。
ポイント
- 小さめのものを複数並べて飾る
- 白以外の壁に飾る
- ゴージャスな額縁に入れない
- 床に置いて壁に立て掛けるように飾る
ロココ調のデザインや天使の置物などを飾っているインテリアは、可愛らしいキューピッドのアートと相性が良いので、特に気をつけるポイントはないでしょう。
抽象画・現代アート
抽象画とは具体的な対象を描くのではなく、画家の内面やイメージなど存在しないものを表現した絵のこと。
(有名な画家だと、カンディンスキー・モンドリアン・マレーヴィッチなど)
この抽象画や現代アートはモダンなインテリアと相性が良いです。
(モダンとは現代的という意味ですから、現代アートと相性がいいのは当たり前と思われるでしょうが…)
今はモノトーンやブラウンで統一した色みの少ないインテリアが多く、生活感の無さはおしゃれと感じる要因となっています。
つまり、それは温かみのあるインテリアとは真逆なため、飾るアートも豊かな自然や優しい配色より、無機質な方がマッチしやすいのです。
インテリアに間違いなくおしゃれに決まる絵ですね!
和
日本画・掛け軸・書など。
これらは、畳や障子といった和室にのみ合うものかといったら全くそんなことはありません!
和モダンという言葉があるくらいですから、モダンインテリアとの相性は抜群です。
日本画特有の金色や力強い書道アートは、シンプルなインテリアのアクセントとして印象深いものになるでしょう。
私が個人的に飾りたいアート・飾りたくないアート
好きな絵
私が美術館などで絵画を観るとなった時に、最も好きなのは人物の絵です。
(西洋画・日本画どちらも好きですし、もちろん宗教画や神話画も含みます)
美しい女性の表情や着ているドレス・着物・装飾品などは非常に心がときめきます。
ただ、飾るアートとなると少し変わります。
カラフルで目を引くものが好きですが、インテリアにやや変化を加える控えめな色みのものも好き…
他にも好きな要素がたくさんあり説明が難しいので、
【絵画レンタルCasie】さんのサイトから、レンタルしてみたいと思うアートを5つ選んでみました。
この鮮やかな緑と補色の赤紫がインパクト大!おしゃれです♡
ブラウンを基調としたインテリアにしっくり馴染む色合い!
リビングのソファがブラウンなので対照的な色がよく映えそう!細長い形も好きです。
品の良いカラフルさと華やかさが素敵です
この和な配色が好み。和室以外にも飾りたいです
苦手な絵
名前をだしてしまうと、草間彌生さんの水玉模様。
強い対比色のドットが何個も並んでいて… 背中がざわっとしてしまい「自宅に飾りたくない」というよりは飾れないといった感じです。
私と同じような理由で苦手と感じる人は少なくないと思います。
つまり、このタイプの絵は不快感を与えかねない、少なくとも万人ウケはしない絵なので、来客が目にする場所には不向きでしょう。
白黒は良くも悪くも無難
ちなみに、私が1番無難だと思うのは白黒の絵。
モノトーンインテリアにも合うし、色を多く使ったインテリアの邪魔もしないですし。
ちょっと変化をつけるとすれば、白黒の中に一部鮮やかな色が入ってアクセントになっているようなものでしょうか。
まとめ
何を選べば良いのか全くわからない人は、間違いない絵 を選ぶのがオススメです。
間違いない絵とは?
- 風景(これを不快と思う人はいない)
- 花 (これを不快と思う人はいない)
- 現代アート(よくわからないが、なんかカッコイイを演出しやすい)
- 白黒 (最も無難でインテリアに馴染みやすい)
殺風景なお部屋もアートがあると雰囲気がガラリと変わりますし、アート一つでおしゃれ感がアップするものです。
無難なもの、小さいものなら手が出しやすいと思うので、是非チャレンジしてみてくださいね!
アート選びの参考にしていただけたら幸いです。