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カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター検定とは?資格取得のメリット

カラーコーディネーターって、一体どんな資格?

カラーコーディネーターという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。

ですが「きれいな色を選ぶ仕事?」「ファッション系の何か?」どのような内容の資格なのかは詳しくわからないという人もいると思います。

この世に色のないものはありません。

つまりカラーコーディネーターとは、ファッションだけに限らずとても幅広く活用できる資格なのです。

カラーコーディネーター検定とは?

カラーコーディネーター検定試験®とは、東京商工会議所主催の検定試験です。

カラー関係の資格は民間のものまで含めると数が非常に多くなりますが中でも

  • カラーコーディネーター検定
  • 色彩検定

この2つは、実績・知名度・レベル・信頼性の高い資格といえます。

それぞれに良い特色がありますが、カラーコーディネーター検定は色彩検定に比べると専門性が高くテキストも厚いため少々難易度が高くなります。

試験概要

受験資格

学歴・年齢・国籍などのによる制限はなく、誰でも受験可能。

また、何級からでも受験することができます。

◆ 併願受験が可能

1級と2級、2級と3級は同日に受験することができます。

ただし、検定料は両方の級の合計金額になります。

試験日

◆ 2級・3級は 年2回実施 (6月・12月)

◆ 1級は 年1回実施 (12月)

※1級は3つの専門分野【ファッション色彩・商品色彩・環境色彩】があり、この中から1つの分野を選択します。

同時受験は不可のため3分野すべて取得する場合は最低3年かかることになります。

受験料・時間

◆ 3級 ¥5,250 2時間 マークシート方式

◆ 2級 ¥7,340 2時間 マークシート方式

◆ 1級 ¥9,440 2時間30分 マークシート方式・論述問題

合格ライン

すべての級で100点満点とし、70点以上をもって合格となります。

資格取得のメリット

カラーコーディネーターなど色に関係した仕事を希望する人はもちろんですが、どのようは職種・年齢の人にもオススメな資格。

色の知識を得ることでもたらされるメリットは非常に多いのです。

幅広い仕事に活かすことができる

色が関係する仕事というと…

  • ファッション(化粧品・スタイリング・美容関係など)
  • インテリア・建築・環境設計(住宅・店舗・商業施設など)
  • 商品開発(家具・家電・車・雑貨・パッケージなど)
  • 食(お菓子・料理・食器・テーブルコーディネートなど)
  • 広告(webデザイン・チラシ・ポスターなど)

世界中で色のないものはありませんから、どんなことにも色が関係しているということ!

接客業や介護士・保育士・教師など人との関係が深い職業にも『好印象を与える色使い』として自分自身を色でイメージアップすることが可能です。

趣味やプライベート

服を着ない人はいませんし、買い物をしない人もいません。

私たちは日々色を選ぶ作業を行っています。

センスや感性は生まれ持ったものと思っている人が多くいますが、色を理論的に学ぶことでセンスは格段に良くなりますし、色の知識を持つことでものの見方が変わり感性も豊かになっていくのです。

また、色の歴史や建造物、絵画などの美術史・服飾史の内容も豊富なため、教養を高め趣味を広げるきっかけにもなりますね。

カラーコーディネーターの称号がもらえる

合格者称号付与制度があり、各級それぞれに以下の称号と資格証(カード)が与えられます。

  • 1級カラーコーディネーター
  • 2級カラーコーディネーター
  • 3級アシスタント・カラーコーディネーター

色の知識があることの証明になりますし、名刺に記載することでアピールができます。

各級の内容や仕事に活かせるレベルは?

カラーコーディネーター検定3級

  • 色が見える仕組み
  • 色の性質・心理・文化
  • 配色と色彩調和
  • 測色
  • 混色と色再現

色の基礎的な内容となっていますが、色彩検定2級の内容に近いため少し勉強したらなんとなく合格できるレベルではありません。

色の知識としては十分なのでお客様へのアドバイスなども喜んでもらえるでしょう。

ただ、響きからも3級と言うのは仕事に活かすイメージではなくプライベートでのセンスアップ程度と思っていた方が良いですね。

カラーコーディネーター検定2級

  • 色彩の法的規制・品質管理
  • 色の文化史・近現代のカラーデザイン史
  • 見え方の多様性・カラーユニバーサルデザイン
  • 色の測定・色差の測定
  • 照明の特性と測定
  • 色彩の心理的効果・心理測定法
  • カラーコーディネーションの配色と実例

豊富な色の知識で幅広い職種の仕事に活かすことができるレベルです。

カラーデザインの提案やコーディネートなど実力を発揮する場は多くなることでしょう。

カラーコーディネーター検定1級

前述の通りカラーコーディネーター検定1級は3つの専門分野【ファッション色彩・商品色彩・環境色彩】があります。

最短でも3年かかりますが3分野すべて(3つの1級)取得を目指す人もいます。

ただこの1級試験は超難関!

『これって色の試験に関係ありますか… 涙。』と思うような専門過ぎる内容となっています。

また、超難関といわれる理由がもう一つあり… それは論述問題。

【200文字論文】と【500文字論文】の2つが出題されるのですが、どのようなテーマの論文を書くのかは当日試験問題を見て初めてわかるので勉強方法に悩む人が多いです。

 

ですが、どの分野においても非常に深く濃い知識を得ることができるため、仕事において即戦力になれますし色の専門家としての自信を持つことができるでしょう。

第1分野 ファッション色彩

  • ファッションカラーの定義と重要性
  • ファッション・メーキャップの色と配色
  • 身体色の特徴(髪・肌・瞳・加齢など)
  • 流行色の意義と変遍
  • マーチャンダイジング
  • ファッションカラーの品質管理・調査・手法・色彩計画

ファッション関係の仕事において大事なのは、接客・販売する人自身が美しいこと・信頼できる知識があることです。

どちらにとっても色の学びは必要不可欠なもの。

美容関係の仕事をされている人はレベルアップのためにも是非持っておきたい資格ですね。

第2分野 商品色彩

  • 経営と色彩・諸データの整備
  • 商品色彩計画の理論と実践
  • 商品の材料および技術の開発動向
  • 材質の特徴・性質(木材・石材・繊維・プラスチック・セラミック・塗料など)
  • 商品色彩の歴史や傾向(車・オフィス・家電・インテリアなど)

材質の特徴や性質は種類が多くとても細かいので、今まで何気なく見ていた商品の材質の表示に敏感になってしまうほど!

商品をデザインするにはどんな材質があり、どんな特色があるのかを知ることは重要ですし、異素材で新鮮さをだすなどアイディアの宝庫としてもオススメの内容です。

第3分野 環境色彩

  • 環境設計
  • 建築設計
  • 材木知識
  • 環境式の基礎知識
  • カラーコーディネーションの方法とプロセス

1級3分野の中で最も難しいとされるのが【環境色彩】で合格率9%の年もありました。

カラーコーディネーターのレベルを超えていると思うような内容だからこそ、建築関係の仕事をされている人なら周りと大きな差をつけることができる資格です。

まとめ

仕事・プライベートにかかわらず、色を活かす場面は日常に溢れているということ。

カラーコーディネーター検定は専門性が強いので、自分の進みたい分野を突き詰めて学ぶことができるのも魅力の1つです。

また、資格を取得することで今まで感覚で決めてきた色選びに【理論と自信】をプラスすることができますね。

信頼のある検定試験でありながら、内容は楽しく興味深いものなので絶対に後悔しない資格ですよ!

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