パッサパサの傷んだ髪が恥ずかしい… キレイなツヤ髪に見せるには何色がいいのかな?
度重なるカラーリングやパーマ、元々の髪質など、髪の痛みやパサつきを気にしている女性は多いことでしょう。
頭髪は視界に入りやすく比較的面積が大きい部分なので、痛みが目立つのは嫌ですよね。
そこで、最も簡単に髪にツヤを出す方法が髪色を変えること。
この記事では、美髪に見せる髪色やポイントについてお伝えします。
そもそも髪が痛んで見えるNG髪色

当てはまるものが多い場合、自分が思っている以上に髪は傷んで見えているかも…
明るい髪色はパサついて見えやすい
紫外線やヘアアイロンなど外部の影響から、髪の毛の色素や栄養が抜け出てしまうと髪の毛が乾燥するため、ツヤのないパサパサ髪に見えます。
ヘアカラーやパーマをしていなくても毛先が明るい色に見えたりするのはそのため。
つまり蓄積されたダメージで髪の色素が抜けた状態は、明るい髪色と同じような見え方と言えるのです。
カラーをしてすぐはキレイに見えても、カラー剤やパーマ剤の力で栄養が抜けやすくなり、時間がが経つにつれてツヤががなくなっていくものなので、美しいハイカラーを保つのはなかなか大変です。
アッシュ・マット系
右の写真はアッシュ系カラーで染めた髪。
左に比べてパサパサに見えています…。
アッシュ・マット系カラーは基本的にはツヤツヤに見えるものではありません。
くすんだ灰色は透明感やマットな感じがでてオシャレですが、天使の輪のような若々しいツヤ感は出ないのです。
特に年齢によってアッシュやマットは注意が必要!
マットな質感が加齢によるパサつきや老けて見える原因になる場合も…。
強いアッシュ系は気をつけましょう。
ちなみにアッシュやマット系カラーは青や緑と言った寒色系ですから、髪の赤みを押さえる力は1番になります。
黄色系は色が抜けた状態と近い
ヘアカラーは髪の中にあるメラニン色素を少しずつ削って色味を入れていくもの。
明るい髪色になるほど黄色っぽい色になりやすく、ヘアカラーを繰り返すことでメラニン色素の数が減っていき髪の毛は金髪のような色になっていきます。
(※カラーや明るさによって違いはあります)
この黄色っぽい髪色は非常に傷んで見えやすく、黄色は光を透かす特徴があるので乾燥も目立ってしまいます。
髪の痛みが目立たないツヤ髪カラー

暗めの髪色
髪色は暗いほどツヤが出やすいもの。
つまり傷んで見えないので、髪をキレイに見せたいなら暗めカラーにするのが手っ取り早い方法です。
カラーをするときにカラーチャート(髪色の明度レベル)を決めますが、これは数字が高いほど明るい色という意味。
大体6〜8レベルくらいまではツヤが出ますが、それ以上になるとどんどんマットな質感になっていきます。
ポイント
ちなみに暗い髪色の方が明るい髪色に比べて肌が白く見えます。
黄色っぽい髪色は肌の色も黄色みがかって見せる効果があります。
ツヤが出やすいカラー
青や緑といった寒色系カラーに比べて暖色系のカラーはツヤが出て見えやすいです。
- ブラウン
- レッド
- ピンク
- ヴァイオレット
などですが「赤い髪なんて嫌だ」と思われる方もいることでしょう。
しっかりブラウンやベージュを混ぜることで、おしゃれで可愛らしい色味になりますよ。
筆者もオススメする紫系カラー
前述したように、黄色っぽい髪色は傷んで見えやすいわけですが、それをカバーできるのが反対色の紫系!
以下の図は【色相環】といって色の基本となるものです。
黄色の真逆(補色)に紫がありますね、反対の色を重ねることで色は打ち消し合い、髪色は落ち着いた茶色や無彩色になります。
つまり髪色で黄色みを抑えたい場合は、
- ヴァイオレット
- ラベンダー
- モーヴ
あたりのヘアカラーを選ぶとOK!
ハイトーンやアッシュにしたい時なども、ベースに紫系カラーを配合することで痛みが目立たない美しい発色が可能です。
紫メッシュの白髪マダムも同様で、黄ばみが目立つ白髪をキレイに見せるため反対色の紫を足しているんですよ。

パーソナルカラーが1stウィンター・2ndスプリングなこともあって、とにかくツヤ感を大事にしているんです。



髪の痛みが目立たない服の色
黒に囲まれた灰色と白に囲まれた灰色、中の灰色は全く同じ色ですが、白に囲まれている方が濃い灰色に見えます。
これは「明度対比」といい、髪色と服にも同じことが言えます。
黒い服と白い服を着た場合、白い服の方が髪の色が濃く見えるので、傷みが目立ちにくくなります。
髪自体の傷みを目立たせないことは重要ですが、お洋服の色など「錯覚」を利用して髪を美しく見せる方法もあるのです!
さらに詳しく!髪質やパーソナルカラー的にオススメのヘアカラー
黒髪が似合わない人
暗い髪色といったら1番は黒髪。
定期的なヘアカラーもしなくて済むのでラクだし経済的、それでいて髪の痛みも目立たない(カラーをしないのでそもそも痛みにくい)
これはもう黒髪が最強と思いますね。
しかし、
- 印象が暗くなる(人によります)
- 低身長の人は難しい(頭が重く見えて重心が下がりより小さく見える)
- パーソナルカラー的に黒髪が似合わない
- 広がるタイプの剛毛
など、黒髪が向いていない人も確かに存在するわけで、そのような方はご自身のパーソナルカラーに合ったヘアカラーにすることで垢抜けて見えたり美人度が格段に上がります。
パーソナルカラー問題
パーソナルカラーといって、人にはそれぞれ生まれ持った色素(肌・髪・瞳など)と調和する色、つまりは 似合う色 があります。
最近はパーソナルカラー診断を受ける女性が多いため、自身のパーソナルカラータイプを把握している人がたくさんいます。
もちろんヘアカラーもパーソナルカラーが深く関係しているので重要なポイントになります。
- イエロー系カラー(ブラウン・ゴールド・オレンジなど)が似合う → スプリング・オータム
- ブルー系カラー(黒・赤みブラウンなど)が似合う → サマー・ウィンター
- マットな質感 が得意 → サマー・オータム
- ツヤ・光沢 が得意 → スプリング・ウィンター
上記のように【色味・質感】などの得意不得意をパーソナルカラーグループで分けることができます。
例えば、サマータイプ・オータムタイプは元々の髪質がツヤツヤではなくサラサラタイプが多く、
マットな質感(メイクや素材・アクセサリーなど)が得意とされていますが、これは絶対とは言えないんです!
そもそもの髪が健康で美しく痛んでいない場合のみ、マット系やアッシュ系が素敵に決まるのであって、
もし髪が傷んでいたり、広がりやすい髪質・加齢によるパサつきがあるなら、サマー・オータムタイプでもツヤ感をプラスする方が正解です。
これで完璧!ツヤ髪に欠かせないヘアアイテム
毎日使うドライヤー選びで髪は大きく変わる
髪の長さに関係なく、女性は髪を自然乾燥させている人は少ないでしょう。
髪が濡れている状態はキューティクルが開いているので、水分が抜け出しやすく乾燥するので髪が痛む原因に。
また、濡れた髪をそのままにしておくと、頭皮に雑菌が繁殖して、ニオイや白髪・抜け毛にも繋がります。
そのため、髪や頭皮のダメージを防ぐには、髪を洗ったら出来るだけ素早くドライヤーで乾かすのが1番。
ツヤ、スタイリングのしやすさ、滑らかさなど、全ては乾かすときに決まるからです!
ドライヤーは美髪を保つ上で非常に大切な行為、どうせ毎日使うならば品質や美容効果が高いのものを選ぶ方が効率が良いですね。
センサー付きで温度調節ができたり、マイナスイオン・遠赤外線・カラー退色を防ぐなど、嬉しい効果がたくさん得られる高級ドライヤーは長い目で見てメリットが多いです。
ちなみにオススメは【絹女】
コテ・ヘアアイロンはダメージが少ないものを
髪をストレートにしたり巻き髪にしたり、スタイリングに欠かせないのがヘアアイロンですが、
これはドライヤーに比べて温度が高く熱の力でスタイリングをするため髪が痛むのは誰もが想像できることでしょう。
そこでダメージケア機能がついている商品がオススメ。
例えば、マイナスイオンはキューティクルが傷つかないように守ってくれたり静電気の予防になります。
プレート部分も切れ毛を軽減できるチタンやテフロン加工などが◎
頻繁に使用するものを変えると髪の状態は驚くほど良くなりますよ。
トリートメント・ヘアオイルで髪に栄養を
その日のうちに頭皮や髪の汚れをきちんと落として、髪をしっかり乾かす、これが美しい髪を保つ基本です。
しかし、カラーやパーマ・ヘアアイロンなどで受けたダメージは、それだけでは足りないのが正直なところ。
そこで、髪に栄養を与えてハリコシのあるツヤツヤ髪にするためにオススメなのが、トリートメントとヘアオイルです。
- トリートメントは、髪の表面でなく内部に深く浸透して、内側から傷んだ髪を補修
- ヘアオイルは、髪の毛をコーティングし乾燥から守ることでダメージを少なくする
どちらも絶対にしなくていけないものではありませんが、美しい髪を保ちたいなら絶対にしたいものですね。
まとめ
色はパっと見の印象を決める力があります。
- 暗い髪色
- 強いアッシュ系は避ける
- 紫系カラーで染める
- 白い服で美髪に見える錯覚を起こす
などは高価抜群!!
つまりヘアカラーを変えることで髪のパサつきや痛みも簡単に目立たなくすることが可能なのです。
また、定期的に美容室でトリートメントをしたりヘッドスパを受けるのは理想的ですが、金銭的な問題や忙しくて中々時間を取れない人もいますよね。
毎日使うドライヤーやヘアアイロンを美容効果やダメージケア機能が高いものにするのは キレイの時短 になります。
『髪色を変えるだけ』
『普段使っているドライヤーを変えるだけ』
この『変えるだけ』で美髪になれるので皆さんもぜひ試して見てくださいね!
参考になれば幸いです。