今の勉強の仕方でいいのかわからない!
私たちは日々「色」を目にしているにもかかわらず、「色」について学校で教わることはほぼありません。
ですから、色の勉強の仕方がわからない・色の組み合わせ方がわからないのは当然のこと。
まして「色」の知識や技術力はテキストの暗記だけで得られるものではないのです。
独学で色彩検定1級ストレート合格をした経験から合格のポイントをお教えします。
目次
色彩検定とは?
正式名称は AFT 色彩検定 といい、
公益社団法人色彩検定協会【旧名称:社団法人全国服飾教育者連合会(略称:A.F.T)】が実施しており
「色彩に関する幅広い知識や技能を問う検定試験」です。
1990年から始まり、1995年度から文科省認定の試験になりました。
国の認定制度廃止に伴い2006年度から「文部科学省後援 色彩検定」として実施されています。
色彩検定は数ある色の資格で公的資格です。
色の勉強 最重要ポイント
テキストを読み見進めてくと聞きなれない言葉や名前がたくさんでてきますね。
つい暗記に一生懸命になってしまいますが、もっと重要で時間を割くべきポイントがあります。
これは3級〜1級すべてに言えることですし、私は今でも(無意識に)していることです。
色を見分ける力
色彩検定の試験問題はとてもカラフル!
(色の試験なので当たり前なのですが)
色を見て答える問題が非常に多いです。
つまり、色を見分けられないと解けない問題が多いのです。
- 色相番号と実際の色を一致させる
- 色を見てそれが何トーンなのかわかるようにする。
例えば「赤」という色は「ピンク」に比べて幅の狭い色です。
普段から『この赤は少し彩度が低い』『この赤は明度が高め』など
「赤」をひとくくりにせず、色を意識して【見る】【考える】ことが、色彩感覚を高める大きな一歩になります。
連動問題で最初の色の見分けを間違えると…その後全部間違えてます。
怖いですね…。
配色カードは単語カード感覚で何度も色当てをしましょう。
配色を見分ける力
図や写真を見て、これが何配色なのかを選ぶ問題、または記述問題が出題されます。
これも暗記でどうにかできるものではありません。
普段から『これ何配色だろう?』と考えることは良い試験対策になります。
勉強の時間を作ることはなかなか難しいですが
- コンビニでお菓子の商品パッケージを見ながら
- 移動中窓から見える景色や看板
- 自分、または家族や友達のファッション
目に入るものなんでも何配色か考えるようにしていくと、毎日が色の勉強になり自然と配色を覚えることができるのです。
例)マクドナルド 赤・黄色 → 中差色相配色だ!
私たちは無意識に決まった色使いをしてしまっていることが多くあります。
こんな配色もアリなんだ!
この色の組み合わせ好き!
など、自分自身の色彩センスも驚くほどに高まりますよ。
勉強時間・期間はどのくらい必要?
- 何級を受検するのか
- 1日に何時間やるのか
- どのくらい本気で取り組むのか
によって異なりますが大体必要な期間とは…
3級を合格するには
テキストを2回ほどしっかりと読み、問題集を解くことで1日1時間程度 勉強時間が確保できれば、1ヶ月でも合格は可能でしょう。
マークシート方式なのでテキストの隅から隅まで理解していなくても、なんとなく答えがわかったという合格も多いにありえます。
ですが、3級は基礎となる内容ですし、なんとなくで合格できた資格では意味がないのでしっかり取り組みましょう。
2級を合格するには
すでに3級を取得している人と2級から受検する人とでは勉強時間に差があると思いますが、1日1時間と考えて2〜3ヶ月は確保したいところです。
また、3級で慣れたPCCSとは異なる表色系(マンセル表色系)に戸惑う人も多いと思いますが、PCCSがしっかり理解できているほど、マンセルもすんなり頭に入るものです。
2級・3級同時受験の場合、PCCSを完璧にしてからマンセルに取りかかった方が良いでしょう。
1級を合格するには
1次試験と2次試験の両方を勉強しなくてはなりません。
1次試験が終わったら2次試験の勉強…
なんて絶対に間に合いませんしありえませんから、どちらも並行してバランスよく取り組みます。
ちなみに、1次試験の内容ははっきり言うと面白くないものが多いです。
筆者の1級取得の勉強方法
私は8月から勉強を開始しました。
1級1次試験は11月なので、3ヶ月ほどで試験日を迎えることになります。
2級を取得してから5年ほど経っていたこともあり、忘れている所のおさらいにも時間を割くことに…。
当時二人の子供もまだ小さかったので、寝かしつけてから猛勉強の日々でした。
最初の1ヶ月は1次試験の勉強だけに集中、テキストの内容が大体頭に入り理解してきてから、2次試験の勉強を始めました。
(ちなみに私はなんの勉強でもテキストは声を出して読んでいます)
2次試験は公式テキストがないので、過去問などを時間を計って取り組みました。
2次試験当日は、配色カードを切ってのりで貼り、最終確認をして終了ギリギリに間違いに気づき、カードを剥がそうとしたらしっかりのり付けされた配色カードが全然取れない!!!
ものすごく焦ったことをよく覚えています…。
切ったり貼ったりに意外と時間を取られるので、試験と同じ時間で過去問を解く練習はおすすめです。
まとめ
テキストに書いてあることを理解したり暗記することはもちろん大事ですが、
一時的な暗記になってしまってはせっかく勉強に割いた時間がもったいないです。
私は「時間がない!」と追い込まれて勉強しましたが、みなさん(特に1級受検される方)はゆとりを持ったスケジュールで頑張ってくださいね♡
「色」はとても奥が深く、楽しいもの。
嫌々勉強するのではなく、楽しく学んで合格する方法があります♡
MAUVEでは色彩検定対策も行っています。
テキストだけでは理解できなかったり、ひとりではなかなか勉強が進まない方など、検定合格に向けて全力でサポートします!
遠方の方はzoomでのレッスンも行っていますので、お気軽にお問合せからご連絡くださいね♡
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