オシャレでやってるんだろうけど… 爪を見てびっくりしたよ
長すぎるネイルや奇抜な色柄のネイルを見るとびっくりすることがありますよね。
でも、もっと驚いてしまうのが 爪の病気やケガに見えてしまうネイル。
痛々しいそのネイルは、オシャレとしてやっていることなだけに非常に残念な印象です。
目次
爪の病気
グリーンネイル
常在菌の一種である緑膿菌と言う爪カビによるもので、最初は黄色っぽい色から徐々に緑色に変色していきます。
ジェルネイルやスカルプチュア・付け爪などが浮いてくると、その間から水分が入り菌が増殖してカビるという流れ。
ネイルが浮いてきたら放置しないことや正しいネイルケアが重要です。
また、グリーンネイルが進むと腐敗臭のような匂いがするとされています。
爪白癬
こちらも白癬菌と言うカビによる感染症で、簡単にいうと爪の水虫です。
爪が白くなる・褐色っぽく濁る・爪が分厚くなる などの症状が特徴です。
水虫といっても爪は神経が通っていないので、自覚症状はほとんどありません。
しかし、この爪白癬は完治まで約1年ほどかかることもありますし、人にも移る病気なので早めの治療が必要です。
爪甲色素線条(黒い線)
爪に黒い線ができる原因はいくつかあります。
メラニンによるホクロやアザ、老化といった場合もありますが、メラノーマ(悪性黒色腫)と言う皮膚ガンであることも。
メラノーマの場合、早期に発見して切除をすると治癒しますが、発見が遅れると命に関わることもあります。
まるで爪の病気に見えるネイル
「爪の病気?」「可哀想…大丈夫?」と心配されてしまう、オシャレとは言えないネイルをご紹介します。
もはや爪白癬(爪水虫)
先ほど爪の病気の説明に出てきた「爪白癬(爪の水虫)」の画像を覚えているでしょうか?
こちらです↓
爪先の黄色っぽくくすんだ色みと、厚みを感じる柄が本当によく似ています。
5本の爪全てが広範囲で水虫状態と考えたら…
もうオシャレ云々ではないですね。
はっきりしない柄とくすんだ明るい黄色系は注意が必要です。
ひび割れ?斑点?
白い色による入り組んだ線や霞んだ感じの抽象的なデザインは、爪の表面の亀裂やひび割れたように見えます。
ラインがベージュや黄土色など黄みによるほど、その重症度は高く感じられ触ったらボロボロと爪が剥がれてきそうです。
ドット柄は色によって蕁麻疹に見えますが、大きさや間隔が不規則で輪郭がぼんやりしていると斑点に見えてしまいます。
ベースカラーが自爪に近いベージュやクリアネイルなら特に!
単色ネイルと組み合わせた場合は良いとして、全ての爪がこのデザインならば非常に深刻な病に侵されている状態に思えます。
凸凹の錯覚
写真の柄ネイルは秋冬にぴったりなツイード生地に似せたネイルデザインです。
10本中3本ですから可愛く見えていますが、こちらも全ての指がこの爪だったら…
爪が凸凹しているように見えますし(錯覚)、色もかなり変色して見え、一瞬 病気を疑うネイルです。
しかも、ツイードの色味が茶系なのでより爪の病気感が出ます。
細かい柄で暗めの色や茶系・カーキ系は気をつけましょう。
黄色・緑・黒
不透明な黄色はポップなネイルカラーに見えますが、透明感があると悪い意味でお肌に馴染み黄ばんだ爪にクリアネイルをしているように見えることがあります。
数日経ってツヤのなくなったマニキュアならなおさら黄ばんだ爪にしか見えません。
同様に薄づきでシロップのような緑・黒・紫・青あたりも、透け感があるからこそ「何かの病気でその色に…?」的な見え方になることがあるのです。
痛そう…ケガに見えるネイル
「どこかにぶつけたの?」「血出てるよ… 痛くない?」とうっかり聞いてしまいそうな痛々しい怪我ネイルはこんな感じです。
血が滲んでる感
爪の先端だけに血のような真っ赤をポイントでのせると… 血に見えます。
フレンチネイルのように、伸びた部分がカーブを描き自爪と色が異なるのであれば、そういうデザインなんだと思えます。
しかし、丸みを帯びた赤はボタっと落ちる血液のよう見えてしまうのです。
また、サイドのみに色があるタイプや縁取りのように細い線で囲んだタイプも、爪と指の間が切れて血が出ているようです。
爪のほとんどが無色(クリア)なのに細く濃い色をプラスすると、どうしても不自然な感じになりますし色によっては血液の塊と認識してしまいます。
血豆?内出血?
黒に近い深みのある赤は指を白く見せ、ラメの華やかさがとても可愛いのですが…
ぱっと見の血豆っぽさは誰もが感じることでしょう。
色をまだらに塗るネイルは印象が変わるので気をつけましょう。
また、爪の根元部分のみが赤や青のネイルも間違いなく血豆や内出血に見えます。
さらにこの写真のネイルは、先端がぼんやりとくすんで青みがあるので、そこだけ血が通っていないようにも見えるデザイン。
痛そうに見える以前に、特に手が美しく見えることもないのでオススメしません。
なんらかの不調に見えるネイル
「よくわかんないけど調子悪いのかな?」「貧血かな?」などと思われてしまうネイルにも注意が必要です。
ブツブツ・ザラザラ・ボツボツ
ベージュ系ネイルに同色のストーンがいくつか付いているタイプは、爪に水イボができているように見えることも。
他にも塩をびっしりまぶしたようなマットでザラザラしたネイルや、大小・範囲様々な凹凸が見られるボコボコとしたネイルも謎の不調に見えやすいです。
明らかに病気とわかる訳ではないのに、なんだか爪の不調に見えると言うことは気持ちが悪いネイルと思われている可能性大!
ネイルに限らず連続模様や突起物の集合体を苦手と感じる人は多いことを忘れないようにしましょう。
気になる方は『ブツブツ ネイル』などで画像検索して見てくださいね。
栄養が足りていない感じ
薄い青系のネイルは青白い肌に見せ、血色が悪そうに見えることがあります。
ですが、もっと血色が悪く見えてさらに不健康に見えるのがブロンズとグレー!
他にも
- 栄養不足
- 老化
- 不潔感
- 変色した爪(何かの副作用?何かの後遺症?)
といった印象を持たれる可能性がある色です。
これらの色ではっきりしない柄や変わった質感だったりすると、さらにそのイメージは強固なものに。
一目で病気による変色だと思い、爪については触れないようにと思っていたのですが、
帰り際にネイルデザインと気づいて驚きました!
病気・怪我ネイルに見せないポイント
キレイに塗っているネイルが爪の病気やケガに見えてしまうのは、そう多いことではありません。
色やデザインなどいくつかの条件が重なったことによる目の錯覚が起きているためで、その条件が多く該当しないようにすると良いだけの事。
気をつけるべきポイントは以下の通りです。
病気・ケガに見えやすい爪の特徴
- ツヤがない、マットネイル
- 短く切っている(爪の病気の場合伸ばすことはほぼ無いため)
- クリアネイルに目立つ色で柄を入れる
- 緑・黒・青・紫・ブロンズ・グレーなどのネイルカラー
- 茶系やカーキ系の密な柄
- 複数の同色立体パーツ・変わった質感
- 虫刺され・乾燥・湿疹・靴ズレなど指自体の調子が悪い
手に比べて足の爪は小さく距離があるため、細かな柄や配色よりもパッと見の印象が大事です。
つまり、パッと見で不健康に見えるような色・柄・質感は非常に危険ということ。
また、手のネイルも『オシャレ・流行=綺麗』ではありませんから、爪単体ではなく手全体として見え方を重視しましょう。
ネイルを楽しみたい方はハンドケアも必須ですね
まとめ
私が『爪の病気やケガみたいに見えて驚いたネイル』をご紹介しましたがいかがでしたか?
自分では気づかないうちに周りをびっくりさせている人もいるのではないでしょうか?
メイク・洋服・ヘアスタイルなどトータルコーディネートの中で、ネイルは最も色・柄・質感といったデザインの自由度が高いもの。
爪は面積も小さいので奇抜なものに挑戦しやすいですし、普段のファッションは無地でシンプルな人でもネイルだけは派手にしている人も多いです。
それは全く悪いことではないのですが、新しいデザインを求めるあまり『キレイ』を見失わないことが大切。
自分では良いと思っているものが、他人には全く違った見え方をしていることがあるからです。
キレイ、オシャレ、そして健康的に見えるネイルの参考になれば幸いです。