車の色って何色が1番いいんだろう?
メーカー・車種から始まり燃費・価格、その他いろいろとにかく悩んでしまう車選び。
「色」も悩みの1つですが、お手入れや査定額にも影響するので、好きだけで決めてしまうと後悔するかもしれません…。
目次
傷が目立たない色とは?
シルバー・グレー
傷が目立たない車の色といったらシルバーとグレー。
さらに水垢や泥跳ねなどの汚れも目立たないので、ちょっとくらいぶつけても洗車をサボりまくっても割りとオッケー!
お手入れがラクな車の色といえます。
逆に黒い車は洗車キズや細かな傷が最も目立つ色です。
メタリック・パール
車のボディカラーの塗装には、特殊なものを除くと大きく3つに分けられます。
①リソッド塗装
リソッドとは単色の塗料そのものだけのこと。
②メタリック塗装
顔料に鱗片状の金属粉(主にアルミ粉)を配合することで光を反射してキラキラと光り、光を反射する角度で明るい色に見えたり暗い色に見えたりします。(フリップフロップ性)
③パール塗装
雲母(透明な鉱石)の薄片を原料とし、【それ自体が透明なこと】【光の多重反射による干渉効果】があるため、例えば白に塗装すると真珠のような輝きと透明感がでます。
キラキラと輝く微粒子(光輝材)でコーティングされていると、光が乱反射するためキズが光の反射にまぎれて目立ちません。
つまり、リソッド塗装より、メタリック塗装・パール塗装はキズが目立ちににくいのです。
事故に遭いにくい色とは?
車体が大きく見える色
- 進出色とは…前に飛び出して見える色(鮮やかな暖色系) ex)赤・黄色・オレンジ
- 後退色とは…後ろに引っ込んで見える色(寒色系)ex)青・紺・紫
前を運転する車が進出色だと、車間距離が近く感じるためブレーキを早めに踏みやすいとされています。
進出色は後ろからぶつけられることは少なそうですね!
- 膨張色…大きく見える色(高明度・暖色系)ex)白・パステルカラー・赤・黄色
- 収縮色…小さく見える色(低明度・寒色系)ex)黒・ダークカラー・青・紺
車は大きく見えた方が距離が近いと思うので、膨張色の車とは車間距離をとるため事故に遭いにくいです。
膨張する色
- 赤信号
- 禁止標識
- 消防車
- 毒薬のビンのパッケージ
など、赤は神経系にショックを与え注意を喚起する色、そして興奮色でもあります。
エラー・禁止・ウイルスなど、怖いものの背景や文字は赤くしていますね。
人は「危険かどうかを色で判断」します。
つまり、赤い車は周りの運転者に緊張感を与えるため事故に遭いにくい色といえます。
雪道で目立つ色
雪国での運転は
- 道が滑る
- 車線が減る
- 前が見えない(ホワイトアウト)
など、事故に繋がるものが多くあります。
中でも 前が見えない(ホワイトアウト)状態の時は、雪に埋もれない車の色が事故に遭いづらいポイントになります。
白やシルバーは雪に溶け込み事故に遭いやすい色。
赤・黄色・青・黒など、白との対比がはっきりした色は冬道でも目立ちます。
夜道で目立つ色
夜になり暗くなると、黒い車は周りと一体化してしまい目立ちません。
その点、白い車は夜道でも目立ちやすい膨張色なので事故の発生率は低い色です。
高く売れる色とは?
車の色は査定価格に大きく反映します。
車種にもよりますが、色によっては査定額に数万〜20万以上差がでることもあります。
ホワイト・黒
白・黒は人気の高い色なので車種を問わず評価が高くなります。
中でもパールホワイト(パール加工されたもの)は購入時も価格は高くなりますが、売る時も高く売れます。
「何色にするか」で悩む人もいますが、「白にするか黒にするか」で悩む人も非常に多いですね。
販売時の人気色は?
テレビCMやパンフレット・ポスターで使われた色はよく売れる人気色になることが多いです。
しかし、発売時に売れた色が何年か後に中古車として売り出された時にも人気とは限りません。
変わった色であればあるほど、人気だった色は飽きられていることも多いですし、中古車で多く見られる色(車)になりやすいため価値が下がるのです。
まとめ
車を購入する時、売却時のことまで考えていない人もいるかもしれません。
ですが、
- 安定の人気色を選ぶ
- キレイに乗る
- 事故車にしない
これらを意識すると車を売る時に高い値がつきやすくなるのです。
さらに、車の平均代替年数は7年と言われといるので、結婚・出産・子供の成長・退職などライフステージが変化する可能性も考えられます。
何年か先まで考えて賢い車選びをしましょう!