家具の色が合ってないからおしゃれなインテリアにならない!
モデルハウスやホテルのようなおしゃれで美しいインテリアは憧れますね。
しかし、家具を全て思い通りに揃えることができるタイミングは人生でそうあるでしょうか?
色が合わなくても、買って後悔したものでも、上手に活かすことでお部屋のセンスアップができますよ。
目次
木目の色は同じじゃないといけない?
インテリアのカラーコーディネートで大事なのは統一感。
これはインテリアカラーを1色にするという意味ではなく、カラフルインテリアにする場合でもどこかにまとまりや統一感がないと、色に溢れて乱雑な印象になるということです。
そこで悩みの多くは家具(木目)の色。
- 引越しをする際、今まで使っていた家具が新居の床や建具と色が合わない
- 若い頃に購入した家具が今となっては好まないがまだ問題なく使える
- 同棲・実家に帰り住むなどの理由で色が合わない家具が増えた
- 自分の意思で購入したが見渡すと色が違う家具ばかり…
わずか8畳〜12畳程度の空間に色の違う木目がたくさんあったら、やはりかっこ悪いです。
「とりあえず間に合わせた」「インテリアへの意識が薄い」という印象も持たれてしまうこともあります。
しかし!家具の色がきっちり揃っていないとおしゃれに見えないのかと言うとそんなことはありません!
最初にお話しした『統一感』があれば家具の色が違ってもセンスの良いお部屋に見えるのです。
家具の色がバラバラでもおしゃれに見せるには?
テイスト・雰囲気を揃える
木目の色が多少違っていても、テイストや雰囲気が揃っていればちぐはぐな印象にはならないものです。
- アンティーク
- カントリー
- ナチュラル
- アジアン
- 和風
- 北欧
など、部屋全体のイメージがしっかりしていればOK!
ちょっとの色味の違いが味をだすこともあります。
家具の色が違うのは絶対変!という思い込みはまず無くしましょう。
アクセントカラーに目を向けさせる
家具の色がバラバラといっても、せいぜいブラウンの濃さの違い・無彩色・透明・金属色といったところ。
アクセントカラーを取り入れることで、そこに目が行き家具の色のばらつきが目立たなくなります。
パッと目を引くキレイな色は日本のインテリアであまり見られないため効果は抜群です。
落ち着いた色とアクセントカラーがお部屋にメリハリをつけてセンスアップして見えますね。
また、あまりに目立ちすぎる浮いた色の家具は、アクセントカラーとなる布をかけたり個性的なオブジェを置いたりと、フォーカルスポットにするのもオススメです。
あえて多くの木の色を使っている感
家具の木目色の種類は、
- ナチュラル(かなり明るい)
- メープル
- チーク
- マホガニー
- ウォールナット
などが一般的ですが、明るいものから暗めの色までを組み合わせたタイプのデザインがあります。
これなら、その他の家具の色みが1色に統一されていなくても問題ありませんし、
「部屋の中に木の色が3色もある」ではなく「部屋の木の色を3色にしている」になりますね。
可愛らしいデザインですし、お部屋の家具がこの色のどれかならな調和がとれるので、引っ越しが多い人にも向いています。
小物は異なる1色に合わせる
家具の色全てがバラバラよりも「このアイテム1つだけ色が違って部屋の中で浮く」といった悩みの方が多いです。
1つのアイテムならいつか買い替えようと思いながらも、今日明日に買い替えといったものではありませんからしばらく気になります。
例えば、白木などライトカラーでまとめたインテリアにテーブルだけが、ウォールナットなどのダークカラーだったとします。
明るく優しい空間にダークブラウンが目立って気になることでしょう。
このような場合はソファのクッションも黒地や濃い色にしたり、観葉植物の鉢や額縁などの小物類を同じようなダークブラウンに揃えてしまうと統一感が出ます。
落ち着いたブラウンを程よく散りばめることで、テーブルだけが違った色の感じがしなくなりますね。
インテリアのオススメカラー
家具の色の違いばかり気にする人がいますが、部屋に置くものは家具だけではありません。
ソファ・カーテン・ラグ・小物など、センスの良い部屋に見せる色使いをお教えします。
定番カラーはまとめやすい
頻繁に買い替えしないものは定番とされる落ち着いた色を選ぶことが基本です。
ブラウン・ベージュ系
木の色自体がブラウン〜ベージュなので全体的に統一感を出しやすく失敗が少ない色です。
日本のインテリアカラーで最も選ばれる色ですし、品が良く飽きがこないので安心。
ただしブラウン・ベージュは非常に幅が広い色、ネットや写真と実物の色の違いを感じることが多い色でもあるので、しっかり色味をチェックしてお気に入りを選びましょう。
ネイビー
爽やかでスッキリした印象の青を濃くしたのがネイビー(紺色)
ファッションでも合わせやすいようにインテリアでも馴染みやすいカラーです。
優しい木色はもちろんですが、グレー系の建具や床とも相性が良く男性にも女性にもオススメ。
グレー
グレーと合わない色はないとされるほど、どんな色とも調和するのがグレー。
どんな木の色もキレイにまとめることができます。
- 明るい(薄い)グレー
- 暗い(濃い)グレー
のような濃さ以外に
- ブルーグレー
- ピンクグレー
といった少々色味を感じるカラードグレーと呼ばれる色もあります。
このカラードグレーはわずかな色味でありながら数多く使用すると『なんだかくすんだ色がたくさんある』印象になりやすいので注意しましょう。
NGなのはまさかのモノトーン
白や黒は生活感がなくモダンなイメージが人気です。
しかし、家具の色やファブリック類を全てモノトーンに統一した場合のみ『モダンインテリア』が成立するのであって、
「木の色が異なる家具」+「モノトーン」は「半端なモダン風」になってしまう可能性が…。
モダンといっても『シンプルモダン』『ナチュラルモダン』など様々ありますが、主要家具の色が異なる場合はモノトーンを活かすことは難しいでしょう。
色の中で最も明るい白・最も暗い黒、どちらもベーシックでありながら実は主張の強い色。
「とりあえず失敗しなそう」程度のモノトーン使いなら避けた方が良いですね。
トーンを揃えたカラフルカラー
アクセントカラーのことは先ほど述べましたが、多くの色を使ったカラフルなアクセントもお部屋が華やかになり可愛いです。
しかし、ただ色をたくさん使えばいいかというとそんなことはなく、インテリアでカラフルカラーを使用するには注意点があります。
ex)ラグ・ソファ・ベッドカバーなど、パッチワークのように多くの色を繋いだタイプのもの
基本的にインテリアカラーはベーシックな色が多いので、多彩なアイテムはよく目立ちお部屋の印象を明るくします。
ここに使われている色のどれかをサブカラーとして、小物などのポイント使いをするのも良いですね。
ex)クッションの色を全て違う色にしたり、ファブリックの柄・インテリア小物
多くの色を散らすように配置するにはトーンを同じにすることで統一感が出ます。
同じトーンでまとめるとは
- ビビッドカラー(鮮やかな純色:赤・青・黄色など)
- パステルカラー(純色+白 可愛く優しい色調:ピンク・水色・ライトイエローなど)
- ダークカラー(純色+黒 濃く深みがある色調:ワインレッド・ネイビー・深緑など)
- グレイッシュカラー(純色+灰色 くすみがあり落ち着いた色調:カーキ・ダスティピンクなど)
などのことを言い、色がバラバラでもトーンが同じだとまとまりを感じるので、家具色の多少の不調和ならカラフルアイテムがカバーしてくれますね。
まとめ
人が生活しているからにはある程度の色はあって当たり前。
家具やカーテン・小物に繋がりを持たせて、全体としての統一されたイメージ作りが大事です。
また、家具の色が完全一致していながらもソファの色と材質で驚くほど残念なインテリアを見たことがあります。
インテリアの統一感は木目の色だけではないということ。
全てのものに色があるので、部屋の中にある色を俯瞰的にチェックしましょう。
参考になれば幸いです。