ネット通販で届いた商品を見たら、思っていた色と違いすぎてガッカリ…。
便利なネットショッピングを利用する人は増えています。
スマホ一つで手軽にお買い物を楽しめるのは魅力ですが、届いた商品が画像の色と違うなどの『失敗』も多いもの。
ネットショッピングで注意すべき色とポイントがあるのです。
目次
画像と実物との色の差を感じやすい色とは?
ワインレッド
まず、正しいワインレッドとは赤ワインを思わせる濃い赤紫のことを言います。
赤ワインの2大産地はフランスの「ボルドー」と「ブルゴーニュ」ですが、どちらもそのまま色名にもなっています。
※「バーガンディー」はブルゴーニュの英語読み、
バーガンディーよりボルドーの方が濃く深みがある赤紫です。
しかし、ダークレッド(赤に黒を足した濃い赤)のこともワインレッドと呼ぶ人も多く、ネットショッピングでの色名表記もその辺が曖昧なものが多いです。
さらには『こんなに真っ赤だなんて!』『これ小豆色じゃん!?』といった差を感じることも…
- 赤紫と赤の違い
- 濃さの違い
これらはちょっとの差で『派手に見える』か『落ち着いて見える』かが大きく変化します。
赤は元々目立つ色ですから、実物をチェックしないと思っていた以上のインパクトに驚くことがあるのです。
ベージュ
ベージュは一括りにするのは難しいほど、種類が多く幅が広い色です。
- ピンクベージュ
- グレージュ
- サンドベージュ
- ライトベージュ
- ダークベージュ
- エクリュベージュ
ベージュと名がつく色名はまだまだたくさんありますし、それだけ微妙な色の差を感じるカラーなので画像と実物の差も感じやすいのです。
また、色みや濃さによっては『キャメル』や『ブラウン』もベージュの範囲に入っていることもあります。
さらに、似合わないベージュは垢抜けない印象になりやすく老け見えカラーなので、よほどベージュが似合う自信がある人でない限り美人度を下げる可能性があるでしょう。
カーキ
ベージュ同様、カーキも色域が広い色です。
JIS慣用色で定義されている正しいカーキ色とは泥土のような色なのですが、
- カーキ(くすんだ赤みの黄色)
- オリーブ(暗い緑味の黄色)
- モスグリーン(くすんだ黄緑)
- オリーブグリーン(暗い灰みの黄緑)
これらの色たちがファッション雑誌などを含め、すべて「カーキ」になっています。
くすんだ黄緑〜緑といったら色の差やイメージの違いも大きいはずなのにどれもカーキとなると難しい色名と言えますね。
カーキは基本的に暗めの色、暗い色は実物を見ないと差がわかりにくいため失敗も多いのです。
ネット通販で気をつけたいカラーポイント
同じ色でも材質によって見え方は変わる
『真っ赤』というと誰もがほぼ同じ色を思い浮かべることができるでしょう。
しかし、どのような素材・材質なのかによって同じ色でも見え方は大きく変わります。
例えば、車体の赤はピカピカと強い光沢感があり非常に目立つ赤です。
対して、レッドカーペットの赤は控えめなツヤ感こそあるものの、拡散反射で落ち着いた赤に見えます。
お洋服やバッグ・靴なども同じで、
- エナメル
- レザー
- スエード
- 綿
- 麻
- シルク
- ニット
- デニム
など、他にもたくさんの種類がありますが、全く同じ色に見えるものはありません。
材質の欄はしっかり確認しましょう。
コーディネートで見え方は変わる
トップスとボトムの色の組み合わせで色の見え方が変わることがあります。
例えば、パステルピンクのブラウスを購入したいと思ってネットショップの画像をチェックしていたとします。
ピンクのブラウスに黒のスカートを合わせていた場合、黒との対比でパステルピンクはより白っぽい色に感じられますし、
白いスカートを合わせていた場合は、明るい白に比べてピンクの色味がはっきりと感じます。
これは対比現象(目の錯覚)なのでいくら正しく色再現された画像であってもこのように感じることがあるため、コーディネートのお洒落感から即決するのは危険です。
単品で見た色の画像をしっかりチェックしましょう。
モデルさんのパーソナルカラーは?
まず、パーソナルカラーとは簡単に言うと似合う色のこと。
人にはそれぞれ生まれ持った色素(肌・髪・瞳など)と調和する色があります。
お顔の近くに何色があるかで顔色は劇変し、
「似合う色」がお顔の近くにあると、良い影が入りフェイスラインがシャープに見えたり、お肌に透明感がでます。
「似合わない色」がお顔の近くにあると、目の下に影(クマ)が見えたり、シミが目立ちお肌がくすんで見えたりします。
モデルさんはスタイルも良くてキレイ、どんな服でも素敵に着こなしてしまいます。
しかし、どんな美人でも少なからず『似合う色・似合わない色』の影響はあるもので、着ている色によってその人の肌や顔色以外に、服の色やデザインまでもが良く見えたり悪く見えたりします。
マネキンやトルソーに単品で着用している画像の方が、モデル(顔や雰囲気)の好みなどを入れず純粋にお洋服を見ることができます。
まとめ
洋服や靴はサイズの問題があるため試着するのが理想的であることはみなさんお分かりでしょう。
しかし、お家にいながら簡単にお買い物ができたり欲しい衝動からつい失敗覚悟で買ってしまうこともありますね。
このような時、値段とサイズの方が重要に感じることが多く『色の正確さ』は忘れてしまいがち。
- 材質のチェック
- モデルやコーディネートに騙されない
- 色名が幅広いものは注意
などのポイントを押さえるだけでも失敗は減らすことができます。
ネットショッピングを上手に活用してくださいね!