似合う色の名前覚えたんだけど…色名が謎すぎる!!
パーソナルカラー診断で教えてもらった似合う色の名前、聞いたことがないものって多いですよね。
もちろんお店でも、その色名のお洋服は売っていないことばかり。
実は、似合う色を色名で覚えることはあまり意味がないんです…。
この記事では、ほとんど見聞きしない色名と色選びに大切なポイントについてご説明します。
目次
パーソナルカラー診断の色名を覚えても無駄?
パーソナルカラー診断を受けると、似合う色と共に色名も教えてもらえますが、なかなか聞きなれない色名が多いです。
そもそも、似合う色とは『ピンクは似合う、青は似合わない』というものではなく、『誰でも似合うピンク、似合う青がある』というのが正しい考え方。
なぜなら、ピンクも青も種類がたくさんあるからで、
「明るいピンク」「鮮やかなピンク」「くすみピンク」といった修飾だけでは色の説明が間に合いません。
さらに、色の名前や色見本はカラー協会・メーカーなどで自由に決められるもの。
大体似たような名前が使われていますが、
似合う色の色名を覚えたところで、ショップやコスメでその色名を採用しているとは限らないのです。
色の名前を覚えるよりも、自分に似合う色の傾向や特徴・組み合わせ方を理解することが重要です。
馴染みがない・イメージできない色
聞きなれない色が多いはずです
聞いたことない!ペリウィンクル
ペリウィンクル(春) | ブライトペリウィンクルブルー(春) | ライトペリウィンクルブルー(夏) |
ペリウィンクル(periwinkle)という色名、日常生活で聞いたことがある人なんてどのくらいいるでしょう?
植物のペリウィンクルにちなんで名付けられていて、青と紫の中間に位置する色です。
ペリウィンクル系の色みは、
- パープル
- ラベンダー
などと表記されている場合が多いです。
全シーズンに出現するターコイズ
ライトターコイズ(春) | ターコイズグリーン(夏) | ターコイズ(秋) | ホットターコイズ(冬) |
宝石のターコイズは皆さんご存知でしょう。
トルコ石とも呼ばれるキレイな青緑ですが、
- 青が多いと→ ターコイズブルー
- 緑が多いと→ ターコイズグリーン
と呼ばれます。
このターコイズ(turquoise)という色名、なんとパーソナルカラー4シーズンすべてに存在しているんです!
「ターコイズが似合う」というよりは、「ターコイズを連想できるの青緑が似合う」と考えた方良いでしょう。
色名多すぎ!赤系
「赤」は非常に幅が狭い色。
白や灰色を混ぜるとすぐ「ピンク」のカテゴリーに入ってしまう色です。
そのため、パーソナルカラー4シーズン別に赤を見比べてみても、大きい色差がありません。
オレンジレッド(赤) | ウォーターメロンレッド(夏) | ディープトマトレッド(秋) | トゥルーレッド(冬) |
しかし、色の幅が狭い割に色名が多すぎるんです!
この微妙な色の差に名前は付いているものの、口頭ではあまり伝わりませんし、お店で細かな説明のついた赤(色名:明るい赤など)を見ることはありません。
また、濃いめの赤になるとさらに色名が増えます。
ラスト(秋) | ビタースイート(秋) | ワインレッド(冬) | ボルドー(冬) |
例えば、ビタースイートは「ほろ苦い」という意味で『赤』を全く連想できません。
- ワインレッド
- ボルドー
- バーガンディ
これらワインカラーはお洋服やコスメの色名によく見られますが、本来は濃さや色みが微妙に異なります。
フューシャ?フクシャ?フクシア?
フューシャ(冬) | ソフトフューシャ (夏) |
フューシャ(fuchsia)とは主に南米原産の植物で、形は細長く鮮やかなピンクや紫のお花のこと。
色名としては、「フューシャ」「フクシャ」「フクシア」と表記が異なる場合がありますが、どれも同じ色名です。
外国語の読み方は、日本語にない発音をする場合も多いので、単にカタカナでの表現にズレがあるだけ。
そもそも、フューシャ、フクシャ、フクシアどれでもいいくらい、この色名を目にすることは多くないでしょう。
英語・フランス語が色名になっている
英語やフランス語、その他の言語の単語が色名になっていることも多いのですが、あまり有名な単語でない場合は色のイメージが全くできません。
バフ(春) | タン(春) | モーヴ(夏) | トープ(冬) |
・バフ(buff)とは、英語で牛やシカの揉み皮(革)のこと。
日本の伝統色名では黄土色に近い色です。
・タン(tan)とは、英語でなめし革のこと。
タンニンの色が由来で、日焼けした皮膚の色もタンといいます。
・モーヴ(mauve)はフランス語で葵の花のこと。
青みのくすんだ紫色です。
・トープ(taupe)とはフランス語でモグラのこと。
ベージュとグレーの中間のような上品な色で、今人気の「グレージュ」です。
モグラは英語でモール(mole)だと知っている人は多いと思いますが、フランス語となると知らない人が多いでしょう。
※どの色にも言えることですが、同じ色名でもメーカーによって色が大きく異なる場合があります。
トープは最近人気の色なので、商品の色名でもたまに目にするようになりましたが、濃いグレーやかなり明るいグレージュなど色みは様々です。
まとめ
パーソナルカラー診断での色名は、世間一般に知られているものばかりではないと、おわかりいただけたかと思います。
私たち日本人は、血液型や星座占い、何かのグループに分類するのが好きな人種です。
「パーソナルカラー4シーズンのどこに属するのか?」
「自分はブルベか?イエベか?」
を知りたい人は多くいますが、似合う色は本来人それぞれなので、血液型のように4つのグループにぴったり当てはまるものではありませんし、ブルベとイエベの中間であるニュートラル肌の人が多くいます。
色名やグループに縛られるのではなく、色そのものの特徴や組み合わせ方に目を向けた方が、魅力アップに繋がりますよ。
この記事が参考になれば幸いです。
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