せっかく好きな柄なのに、似合わない色入ってるから諦めよ…
柄物はコーディネートが華やかになったり、印象的になるもの。
気分が上がるお気に入りの柄がある人も多いことでしょう。
しかし、「この色じゃなかったらこの柄好きなのにー!」といった場合も多く、色と柄が完璧なものを見つけるのは容易ではありません。
この記事では、柄物の色選びや気をつけるべきポイントについてご説明します。
目次
パーソナルカラーぴったりの柄物は見つけにくい
無地と違って柄物は、最低でも2つの色を使っており、
花柄やチェック柄など、3色4色…と複数の色が使われている柄は多いです。
つまり、
柄物=多色配色
多色になればなるほど、柄の色が全て似合う色ということは難しくなってきます。
似合う柄は顔立ちの影響も非常に大きいのですが「色」は脳への伝達速度が速くパッと見の印象を決めるもの。
柄物は色の使い方が大変重要なのです!
顔立ちの特徴についてはこちらの記事をご覧くださいね。
【求心顔・遠心顔】【上心顔・下心顔】を知らず美人にはなれない!
柄物を似合わせる色の選び方
トップスに似合う色を使うのが基本
似合う色がお顔の近くにあると、
- 血色が良く見える
- フェイスラインに良い影が入りシャープに見える
- しみ、しわ、肌トラブルが目立たない
- 瞳に光が入りキラキラして見える
などのプラスの効果がいっぱいです。
トップスに自身のパーソナルカラーを使うことで若々しく美しく見えるため、どのような柄物を合わせてもなんだか素敵に決まります。
トップスの色は影響大!
無地でも柄物でも、まずは似合う色を上半身に持ってくることは美しく見せる基本なのです。
ブルベとイエベが混ざった柄
このチェック柄、ブルーベースでしょうか?イエローベースでしょうか?
面積としてはベージュが最も大きく、キャメル系も入っているのでイエローベースが優勢。
しかし、黒・ブルーグレーといったブルーベースの色も混ざっているので、完璧なイエローベースではなくブルベ・イエベの混合柄です。
ならば、柄にある色からパーソナルカラーに近い色を合わせてみましょう。
「イエローベース」のスプリング・オータムは、茶系やベージュは得意なのでもちろんマッチしますし、
「ブルーベース」のサマー・ウィンターも黒やブルーグレーをトップスに使うことでキレイに馴染んでいます。
似合わない色の柄はボトムに使えばOK?
「似合わない色はお顔から離して使いましょう!」
トップスの色がお顔に強く影響するのは前述の通りですし、
似合わない色はボトムに使えばOK!という理論はよく耳にしますね。
しかしこの理論、半分本当で、半分嘘。
まず、ボトムの面積は大きい場合も多く、トップスを似合う色にしたところで全体の色みを支配してしまう場合があるからです。
これらは、サマーとウィンターには厳しいコーディネート。
(特にサマータイプには無理すぎるコーデです)
面積が大きいイエローベースが、トップスの色を飲み込んでしまいました…。
また、「誰でも似合うピンク、似合う黄色、似合う青…がある」と言いますが、やはりイエベの人にとって青はそもそも得意な色ではありません。
(同様にブルベの人にとって黄みの色はそもそも得意色ではない)
これらは、スプリングとオータムには厳しいコーディネート。
上下を全体的に青っぽくしてしまっては、黄みへの逃げ場が全くないのです…。
黒系の柄物は黒無地より日本人に馴染む
真っ黒をカッコよく着こなせるのは4シーズンの中でウィンタータイプのみ。
黒は使いやすい定番でありながら、色の中で1番暗く非常に強い色なので、お顔が黒に負けてしまう人が多いです。
黒を合わせた無地同士のコーディネートはクールでシャープですが、ソフトな印象がほとんどありません。
そこで、ツイード素材のように黒1色ではなく他の色も微妙に混ざった柄を合わせることで印象は和らぎます。
同じ黒系でも、特にレース・花柄・プッチ柄などはその他のシーズンでも優しいコーディネートになって◎です。
派手色とくすみ色
真っ赤や真っ黄色など、ビビッドカラーや純色と呼ばれる「鮮やかな色」はスプリング・ウィンタータイプが得意な色。
これはブルベやイエベといった色みとは関係なく、派手感・地味感と関係するものです。
「くすんだ色(濁った色)」が得意なサマー・オータムタイプは鮮やかな柄物は悪目立ちしやすいので苦手。
トップスは無難なベーシックカラーで少しでも派手な感じを落ち着けるのがポイント!
また、同じ赤でも
- サマー→ワインやピンクに近い赤を選ぶ
- オータム→煉瓦色や小豆色など茶系寄りを選ぶ
などビビッド感が少ない色の柄を選びましょう。
逆にスプリング・ウィンタータイプは苦手なくすんだ柄を着用する場合、鮮やかな色を合わせるだけでOK!
上下をくすんだ色柄にしてしまうと、落ち着いた印象ではなく老けた印象になってしまいます。
かといって、鮮やかな色同士を合わせたファッションは幼稚園児の塗り絵のようになるので、さすがに上下ビビッドの組み合わせはNG!
濃淡・色みに差をつけるなどコントラストを強くすることで、地味にならず若々しく着こなせます。
※上記の図は色相環といって色の基本を輪にしたもの。
180度離れている色同士を補色といい最も目立つ組み合わせになります。
ちなみにサマー・オータムの人は「マットな質感」が得意なので、光沢感の少ないネクタイやニットネクタイなどが似合います
まとめ
柄物の特徴や色選びについてお分かりいただけたかと思います。
どんな柄でも必ず2色以上の色が使われていますから、
- それぞれの色の面積比
- ベースカラー(ブルベなのか?イエベなのか?)
をチェックした上で、自身のパーソナルカラーとの組み合わせ方を考えるのが大切。
柄物は無地より多少難易度が上がるものですが、注意すべき点がはっきりすると意外と簡単に着こなせますよ。
コーディネートの幅を広げる柄物でファッションをより楽しんでくださいね!
この記事が参考になれば幸いです。
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