瞳の色って濃い色と薄い茶色、どっちの方がキレイに見えるのかな?
瞳は面積的には非常に小さいものですが顔の印象を大きく変える重要な部位です。
その為カラコンを愛用している女性も多く、今やアイメイクと同等な位置ずけになっています。
裸眼でもカラコンでも、自分の魅力が高まる色はどんな色なのでしょうか。
目の色の種類
虹彩(瞳)の色素について
虹彩とはカメラでいう「絞り」の役割をするもので光が入る量を調節しています。
虹彩が収縮したり弛緩することで光が入る穴の大きさが変化し、この穴のことを瞳孔と言います。
この虹彩(瞳)の色は黒褐色のメラニン色素によるもの。
欧米では、青・灰色・緑などの虹彩色を持つ人が多くいますが、青や灰色や緑の色素を持っているわけではなく、メラニン色素が少なくまばらに分布しているためです。
もっと詳しく
空が青く見える原理と同じことが目の中で起こっているのです。
瞳の色 5分類
瞳の色は大きく分けて以下のような5つに分類されます。
- ブルー
- ブルーグレー
- グリーン
- ヘーゼル
- ブラウン〜ブラック
虹彩紋理(瞳の模様)
瞳の色に大きな差がない日本人にとってあまり意識しないことですが、瞳には虹彩紋理(こうさいもんり)という放射状のヒダ模様があります。
肌の色や指紋のように虹彩の模様も全く同じ人間は一人もいないので個人識別にも使われています。
また、模様は変わりませんがメラニン色素が少ない虹彩を持つ人(特にくすんだ青など)は季節・天候・感情などで色が多少変化し、血流が関係するのではと言われています。
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日本人に多い目の色
基本はブラウン系
「黒い髪と瞳、黄色みの肌」これが黄色人種のイメージでしょう。
しかし黄色人種といっても色素傾向は幅広く、必ずしも上記のような特徴が当てはまるかといったらそうではありません。
色白でピンクっぽい肌の人や赤黒い肌の人など様々、瞳や髪の色も同様です。
また、虹彩のことを「黒目」と呼びますが、瞳の色でいうと真っ黒い目の日本人はほとんどいません。
基本的には暗めの茶系ですがざっくりいうと、
- 赤みのブラウン
- 黄色みのブラウン
に分けることができます。
明るい茶色と濃い茶色
日本人の瞳の色は「赤み・黄みのブラウン」以外に、あまり多くはありませんが「緑みや灰色っぽいブラウン」の瞳を持つ方もいます。
このように同じ茶系といっても色みの違いがあるのですが、明るさによる違いもあります。
色素が薄いとされる明るい茶系(ライトブラウン)の瞳
濃い茶系(ダークブラウン)の瞳
赤みや黄みといった色みが同じでも色の濃さで見た目の印象は大きく変化します。
瞳の色によるイメージの違い
色素が薄いメリット・デメリット
● 外国人っぽい
外国人っぽいといってもどこの国か、また同じ国でも人によって瞳の色は異なりますが、
大体は欧米で見られる「青・緑・灰色など」のことを指しています。
青い目・ブロンド・白い肌は純日本人との見た目の差が大きいですし、シンデレラなど有名な外国のプリンセスのイメージもあるからでしょう。
つまり、暗めの茶系が多い中で日本人の平均より薄い(明るい)茶系の瞳は外国人っぽさを感じるのです。
● 優しい印象
瞳の色が薄いということは白目との色の差が大きくないので、ホワンと優しい印象に見えます。
眉もふんわりと薄めだったり、まつげも真っ黒よりブラウンにすると全体の印象がより和らぎます。
● 明るい色が似合いやすい
色素の薄い明るい瞳や柔らかそうな髪などは、重たい印象とは真逆で軽さを感じます。
色にも重く見える色と軽く見える色がありますが、もちろん軽い色との相性が良いです。
暗い(濃い)色は重く見え、明るい(薄い・淡い)色は軽く見えます。
明るいワントーンコーデや優しいくすみカラーが似合いやすいということです。
● 眩しい
瞳の色素が薄いと眩しさを感じやすくなります。
欧米ではサングラスをかけている人が多いイメージがありますが、日本人に比べて約2倍眩しいだけでなく光の量が多いと目が疲れやすいためサングラスは目を守る生活必需品。
そのため日光が少ない寒い地域(北欧やロシアなど)は目の色が薄い人が多く、日差しが強く暑い地域(アジアややアフリカなど)は目の色が濃くなったようです。
濃い色の瞳のメリット
● 目力がある
目力とは目の大きさや二重の幅と思っている人が多いのですがそれは間違い。
どんなに大きい目でもホワンと優しい印象の目元の人はいます。
目力とは白目と黒目の差があることを言います。
色の中で1番明るい色が白、1番暗い色が黒です。
両極にある2色の組み合わせは非常に印象深く、この差が大きいほど黒目の印象は強くなるのです。
● 白目がキレイに見える
同じ色でも隣りや周りにある色によって見え方が多少異なることがあります。
例えば上記の図、中の灰色はどちらも同じ色ですが黒に囲まれると明るく、白に囲まれると暗く見えます。
これは錯視現象なのですが、白目と黒目もコントラストが強いほど白目はより白く見えます。
また、瞳の周りがうっすらと青みがかっている人がいますが、子供のような青白い白目に見えやすく黒い瞳の人に多いです。
● 鮮やかな色が似合いやすい
濃い色の瞳はビビッドカラーなど鮮やかな色が似合いやすいと言えます。
なぜかというと、白目と黒目の強い対比があるため目立つ色を着てもお顔が服の色に負けないのです。
モノトーンコーデも実は非常に強い配色なので、濃い瞳の人は似合いやすいです。
カラコン選びのポイント
自分に1番似合う瞳の色は生まれ持った色、つまり裸眼の状態ですが、メイクやお洋服に合わせてトータルコーディネートをするファッションの1つとしてカラコンがあります。
日本人にあり得ない色は変
純粋な日本人で青や緑やパープルの瞳は間違いなく変です。
コスプレなどは良いと思いますが、普段の生活でそのような色の人を見た時、それがどんなにキレイな人でも
「この色じゃなかったらもっとキレイだろうな…」
「目だけ勿体無いな…」
と思う人が多いはず。
ブラウン系は問題ありませんが人気の色としてグレー系は気をつけた方が良い色です。
彫りの深い二重などハーフ系の顔ではない場合、グレージュなど茶に寄った色を選んだ方が美しく見えます。
黒は違和感が出やすい
黒いカラコンは黒目がちで目を大きく見せる効果が抜群です。
しかし、前述のように黒は非常に強い色なのでサイズを間違えると違和感は相当。
特に眉や髪が薄く肌も透き通るように白い人が、急に平均以上に大きい真っ黒い瞳になった場合は目元だけが浮いて見えます。
また、黒に限らず30代・40代以降のカラコンはナチュラルさを重視しましょう。
目には黄金比率がある
虹彩(瞳)は大きいほど可愛らしく見えますが、大きければ良いと言うものではありません。
目が最も美しく見える白目と黒目の比率があり、これを目の黄金比率と言います。
『白目:黒目:白目』の比が『1:2:1』になるのが理想的です。
着色直径(カラコンのレンズに色が付いているとこの直径)がこの比率に近いものを選ぶと良いでしょう
自然に見える縁の選び方
カラコンは色やサイズを間違えると不自然でとてつもなく格好悪く見えます。
ナチュラルに印象を強めるには色・サイズ以外に縁の選び方が重要です。
1.縁がないものは白目と黒目の差が馴染みやすいので瞳の色味だけを自然に変えることができます。
2.細い縁は白目と黒目をほどよく分断するので瞳がはっきりしながらもやりすぎ感が出ません。
3.サークルレンズ(内側が着色されていないもの)は裸眼の色を活かしつつ目元をくっきり見せることができます。
まとめ
薄い色の瞳にも濃い色の瞳にもそれぞれの良い点があることがお分りいただけたかと思います。
生まれ持った瞳の色が最も顔や肌に馴染み、似合うことはいうまでもありません。
ですが、イメージチェンジやデカ目効果・似合いづらい服を着こなす手段としてカラコンを使用するのも良いでしょう。
- 外国人風に見せたい
- 優しいイメージになりたい
- 淡いくすみカラーを着こなしたい
このような人は薄い茶系やヘーゼルを装着することで『ハーフ系の柔らかい雰囲気の美人』に近づきます。
- 目の印象を強めたい
- 白目をクリアに見せたい
- モノトーンやビビッドカラーを着こなしたい
このような人は黒・濃い色を選ぶことで『華やかで目が印象的な美人』に見えるのです。
瞳の色で系統の違う美人になれますね!
参考になれば幸いです。