足が1番細く見えるのは真っ黒タイツでしょ?
「足の太さにコンプレックスがある」
「足を細く見せたい」
などの理由から、黒いタイツばかり履く女性は多いものです。
確かに、黒は細く引き締まって見える色。
考え方は間違っていません…が!
残念なことに黒によって足を強調していたり、足が太く見えていることもあるのです…。
目次
黒は1番の収縮色
膨張色という言葉は聞いたことがある方は多いと思います。
膨張色の反対は収縮色といい、どのような色かというと、
- 膨張色→大きく膨らんで見える色。【明るい色(高明度色)・暖色】
- 収縮色→小さく引き締まって見える色。【暗い色(低明度色)・寒色】
黒という色は、色の中で最も暗い色。
つまり、1番細く見える色なのです。
例えば、囲碁の碁石は白と黒の大きさが違います。
白に比べて黒の方が少し大きく作られているんです!
同じ大きさだと膨張色の白い碁石は大きく、収縮色の黒は小さく見えるので、白の面積が広く(つまり白優勢に)見えてしまうのです。
黒は非常に細見えの力があることがわかりますね。
黒は重く硬く見える色
色によって軽重感や硬軟感にも差がでます。
明るい色(高明度色)は軽く・柔らかく感じます。
暗い色(低明度色)は重く・硬く感じます。
つまり、黒は 重く・硬く・小さく見える色。
黒いタイツを履くことで足は細く見えますが、硬そうで重そうな足にも見えます…。
細い足=重い足(?)
真っ黒いタイツは足に力強い存在感をだしてしまうのです。
デニールとは?
黒いタイツと言っても厚さや色の濃さはさまざまですね。
まず、基礎知識として
ストッキングやタイツに使われる糸の太さや重さを表すもの(単位)をデニールと言います。
30デニール未満をストッキング
30デニール以上をタイツ
と区分されています。
脚が細くキレイに見えるのは何デニール?
20デニール(ストッキング )
透け感が強くセクシーな印象です。
陰影がはっきりするので足を細く見せるには1番でしょう。
ただ、透け感のあるセクシーな足は目立つもの。
足の存在感を強くしているので、ものすごくふくらはぎの張った人などは避けた方が無難です。
そのような人は多少濃い色の方が足から視線をそらすことができます。
また、デニール数が低いのでもちろん寒いです。
50デニール
あまり透け感が強いものに、恥ずかしさ・いやらしさを感じる人にピッタリなのが50デニールです。
ほどよい陰影で足が引き締まって見え、細くキレイに見せてくれます。
美脚の観点から言うと、最もオススメのデニール数です。
80デニール
お店で1番よく見かけるタイツといったら80デニールです。
30デニールからタイツと区分されていますが、透け感や暖かさの点からも80デニールからがタイツという感覚の女性は多いでしょう。
つまり、黒いタイツとはここから…
足を細く見せる効果が少なくなります。
110デニール
80デニール同様こちらもお店に多く並ぶデニール数です。
とても暖かく商品数も多いのですが、透け感はなく足が細く見えるどころか太く見えてしまうかも…。
160デニールとかどーなるわけー!?
160デニール以上
真っ黒な上、160デニール以上はほとんどが裏起毛!
非常に暖かいのですが厚みは相当なものですから、全く足を細く見せることはありません。
いや、分厚い黒が巻きついた足は太くたくましく見えます。
フェイクストッキング (ストッキング風タイツ)
寒いけどストッキングの透け感で美脚を取るか…
暖かいけど厚いタイツで美脚を諦めるか…
いやいや!どっちも叶う素晴らしいアイテムがあるんです!
裏起毛のストッキング風タイツは、透け感があるのに暖かくてオススメ。
まさかの1200デニールなので、毛布を足に巻いてる感覚です。
デニムを履いてるより暖かいのですが、そんなに分厚いものを履いたら脚が太く見えそうで心配ですよね。
ところが、着圧タイプなので脚が引き締まりむしろ細く見えちゃいます♡
足首から下は裏起毛になっていないので、ブーツや靴の中で蒸れることもありません。
防寒しながらオシャレを楽しめるので、色違いで数色持っていても良いですね。
カラータイツや柄による美脚効果
タイツは黒ばかりではありませんし、ストッキングにも柄のあるものなど種類は豊富です。
美脚効果のある色や柄とはどのようなものでしょうか。
カラータイツの注意色
足を主張しないために暗めの色を使いましょう。
- ダークグリーン
- ネイビー
- グレー
- ブラウン
- ワインレッド など
黄色はとっても大きく見える色なので、暗めとはいえマスタードはNGカラーです。
また、注意したいのはグレー。
白から黒の間の色すべてがグレーですから幅は広く、少し明るくなるといきなり膨張色に変わります!
『明るく・鮮やかな色は大きく見える』
足を細く見せたいならば、タイツの色をアクセントやポイントにしないことです。
タイツ・ストッキング の柄
ストライプや縦方向の柄は足が長く見えます。
足の太さをカバーしたい人は基本的に縦模様以外はおすすめしません。
ここで大事なのは柄がはっきりくっきりしていないこと。
柄のインパクト・色のコントラストが強すぎると足ばかりが悪目立ちをして結果、脚長効果は消えてしまいます…。
柄ではありませんが、ラメの入ったものは華やかな陰影で足をキレイに見せる効果があり、パーティなどに良いですね。
まとめ
デニールの違いによって脚の見え方にも違いがでることを知っていただけたかと思います。
美脚のためには50デニールあたりが理想的だと考えます。
しかし、デニール数が低ければ低いほど耐久性が下がってしまうため、モノによっては「数回でダメになった」などトラブルも起きやすいので注意してくださいね。
グンゼのサブリナ着圧シェイプシリーズを「美脚タイツ」としておすすめしています。
防寒対策が必須な寒い季節になったら「ストッキング風タイツ」が良いでしょう。
ベルミスの着圧タイツや着圧レギンスは非常に丈夫で長持ちします。
美脚タイツでファッションをより楽しんでくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。
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